東果 国という、現実世界とは異なる世界にある国家で使用されている表音文字。
子音字母と母音字母を組み合わせて一つの字を構成する特徴を持つ。
縦書きの場合単語毎に続け書きし、状況に応じて字形が変化する。横書きに於いては一音節毎に区切り、かつ文字ごとに字形が定められている。
母音字母の形態として、「単独系」「頭系」「中系」「尾系」が存在する。
中系・尾系については、一定の条件で形状が更に変化する。なお、 は特定の場合を除き横線部分は省略可能である。
使用される母音は以下の通り。旧字は古語や、方言の表記で用いられる。
子音字母は「頭系」「尾系」の二種類が存在する。。頭系は音節頭の子音を、尾系は音節末の子音を表すのに用いられる。
尾系については一定の条件で形状が変化する(後記)
時と場合によって「符号」と呼ばれるダイアクリティカルマークを伴う。
「横符号」と「下符号」の二系統があり、横符号は子音のすぐ外側に、下符号は子音のすぐ下側に付く。
東果語に於いて主に使用される子音と、汽陸語と呼ばれる少数言語の表記に用いられる子音を載せる。
母音のように振る舞う「母約物」、子音のように振る舞う「子約物」、単独でしか用いられない「純約物」が存在する。
母約物・子約物の一部は全ての形態を取らず、母約物については一部が頭系か尾系か片方の子音字母をとらない。
主に使用される約物は以下の通り。装飾的に、「と『のような些細な違いを持つ約物も存在する。
(『!』や『?』は東果人の感覚としては絵文字程度の認識しかない。)
縦書きは上から下に綴られ、ほぼ常に右から左に改行される。
横書きの綴られる方向は正書法に定められていない。基本的には左から右に綴られるが、漫画のセリフや広告文の見出し等、正確に読み取られる必要性の低い文は右から左に綴られる。改行は上から下。
字形として「単独字」「頭字」「中字」「尾字」が存在する。
音節構造毎に形状が異なる。
以下の変化をする。CVCの場合は の横線を義務的に省略し、その他の場合は省略不能。
例:それぞれ、kvratl(秋)、to'oy(前)、qahhono(空路)
基本的に、単語の初めの音節なら頭字、最後なら尾字、それ以外なら中字。
一音節の場合は例外で、以下の通りとなる。
・頭系・尾系の双方の子音字母を持つ場合:中字
・頭系の子音字母のみを持つ場合:尾字
・尾系の子音字母のみを持つ場合:頭字
・子音字を持たない場合:単独字
例:それぞれ、khehyelu(東果)、ghen(雪)、lo(根)、vv(フィラー)、e(土)の場合。
尾系の子音字母 について、尾字に存在し、かつ特定の母音字母・母約物を含むと という特殊な字形に変化する。
中系・尾系の母音字母・母約物について、一部は頭系の子音字母 を含む場合に特殊な字形となる。
尾系については、尾系の子音字母 を含む場合にも特殊な字形になるものが存在する。
変化の対応を纏めると以下の通りとなる。
可読性の為、 の一部は横線が省かれる場合がある。
横書きの場合:
先程の章で述べた通り。
縦書きの場合:
基本的に横棒は省略可能だが、以下の場合は読解を支障を来す為に省略不能。
・単独字の 。
・頭字における単独の 。
・ を含む文字が、単独の母音のみを持つ頭字のすぐ次である場合。
・ を含む文字が、単独の母音のみを持つ頭字のすぐ次である場合。
・尾系の子音字母を持たない文字と、頭系の子音字母を持たない文字とが隣接し、片方または双方に が含まれる場合。
・分離符 が のある文字に含まれる場合。
なお、民間的な筆記では守られていないことが多々ある。
を必ず省略しなくてはならない場合については定められていない。強調表現として省略しない場合など。特に理由のない場合は半ば義務的に省略される事が多い(可読性の観点)。
子約物の分離符 について、文字通りの区切りの判別が困難な場合に用いられる。
頭字が頭系の子音字母を持ち、続く文字が頭系の子音字母を持たない時。例:と
頭字或いは中字が尾系の子音字母を持ち、次の文字が尾字かつ頭系の子音字母を持たない時。例:と
分離符は歴史的には小書きにされた に由来する。
解説の為、或いは単語中に改行せざるを得ない場合は頭字・中字のまま行を終える。 字系変更について、フォント処理においては"-"を用いて頭字、中字、尾字を表現する。普通は改行の際に自動変換しない。
単独の子音を表記する場合、字形を強制変換する場合には特殊記号を用いる。(未実装)
東果文字はアルファベット表記をそのまま東果文字の内部表現に適した文字列に変換した上で描画している。詳しくはここ